2017-08-28(Mon)

<学テ>大都市、塾で長く勉強 所得の差、教育支出に直結

<学テ>大都市、塾で長く勉強 所得の差、教育支出に直結
 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で今回初めて公表された政令市別の公立校の結果で、所在する道府県よりも平均正答率が高い傾向が明らかになった。文部科学省によると、大都市ほど学校以外で長時間勉強する児童・生徒の割合が高くなるという。所得の多い大都市では学習塾に通わせる世帯が多くなり、正答率を押し上げていると指摘する専門家もいる。

 20ある政令市のうち、札幌▽仙台▽さいたま▽千葉▽横浜▽川崎▽新潟▽静岡▽福岡▽熊本--の10市が、小中学校の計8種類の問題全てで平均正答率が所在する道県(政令市分除く)の数値と同じか上回った。中でも仙台市やさいたま市の中学校では所在県との差が大きかった。また、西日本よりも東日本で政令市が好成績となる傾向が見られた。

 文科省はこうした傾向について「一概に理由は言えない」と明言を避けたが、テストとともに実施されたアンケート「質問紙調査」では大都市ほど勉強時間が長い児童・生徒の割合が多いという結果が出た。

 平日に学校の授業以外で3時間以上勉強すると答えた小学6年は全国で11.9%だったのに対し、大都市(東京23区と政令市)では17.5%。中学3年も全国の10.1%に対し、大都市は12.6%と多かった。一方で、30分未満と答えたのも大都市の方が全国を上回った。

 一方、学習塾での勉強時間に関する調査では小6、中3ともに「2時間以上」との回答が最も多く、それぞれ53.3%と38.7%を占めた。学校以外には主に塾で勉強していることがうかがえる。

 学テに詳しい耳塚寛明・お茶の水女子大教授(教育社会学)が2008~09年に5政令市を対象に実施した調査によると、年収200万円台の世帯と1200万円以上の世帯では、学テの平均正答率(小6国語B、算数B)に約20ポイントの差があることが判明した。塾などへの支出額と正答率にも相関関係があった。

 耳塚教授は「都市部には低所得層も多いというデータがある。所得により教育熱心な世帯とそうでない世帯で二極化するが、全体としては高所得層が成績を押し上げているのではないか」と分析している。【伊澤拓也、椋田佳代、竹内麻子】
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